メールサーバ用の設定
送信用設定
ネットワーク関連
主にどこからのSMTPリクエストを受け付けるか、どのネットワークでリッスンするかを指定
内部からのSMTPリクエストを処理し、外部に送受信する場合はmynetworks
に信頼するネットワークを設定し、
リスニングするinet_interfaces
にall
か外部通信するネットワークを設定
mynetworks = 127.0.0.0/8, 192.168.100.0/24
inet_interfaces = all
inet_protocols = ipv4
inet_protocols
は必要によりipv4
だけに限定している
メールヘッダーの書き換え
外部にメールを送信する際に、ローカルNW情報が流出しないよう書き換える
header_checks = regexp:/etc/postfix/header_checks
書き換えルールの設定
# vim /etc/postfix/header_checks
/(^Received:.*) \[[0-9]+\.[0-9]+\.[0-9]+\.[0-9]+\](.*)/ REPLACE $1$2
FROM、ENVELOPE FROMの書き換え
メール送信を行う前に、FROMやENVEROPE FROMを独自ルールで自動的に書き換えることが可能。
ローカルネットワーク内の転送用SMTPサーバから送られてくるメールのFROM書き換えなどに有用
デフォルトではFROM、ENVELOPE FROM両方のヘッダーを書き換えます。
sender_canonical_classes = envelope_sender, header_sender
sender_canonical_maps = regexp:/etc/postfix/sender_canonical
書き換えルールの作成
# vim /etc/postfix/sender_canonical
/@hogehoge.localdomain/ @localhost.localdomain
@hogehoge.localdomain
FROMのメールを送信する際に@localhost.localdomain
に書き換える
ルールをハッシュ化
# postmap /etc/postfix/sender_canocical
再起動して反映
# postfix check
# systemctl restart postfix