NICの設定

次期OS CentOS/Redhat 7系からNetworkManagerサービスによるネットワーク設定の管理が推奨されていますが、
6系では管理機能としては十分ではない所があり、Minimalインストールを行うと標準ではインストールされません。
ここではNetworkManagerでの設定は行わない、手動設定で行います。

NetworkManagerの停止

インストールされている場合、サービスを停止しておきます。

# service NetworkManager stop
# chkconfig NetworkManager off

デバイスファイルにも利用しない事を明記する。
利用する各デバイスファイルに記述します。

# vim /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
NM_CONTROLLED=no

NICの有効化

インストールで設定しなかった場合、ネットワークデバイスファイルはデフォルトで無効になっています。
またデフォルトで利用するネットーワークにはその事を明記します。

# vim /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
ONBOOT=yes
DEFROUTE=yes

固定IPの設定

これは固定IPアドレスを利用する場合の設定になります。
固定IPを利用する場合はデバイスファイルにIPアドレス情報を明記します。

# vim /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
BOOTPROTO=none
IPADDR=IPアドレス
PREFIX=プレフィックス

6系よりサブネットマスクの記述よりプレフィックス値によるネットワーク設定が推奨されています。

DHCPの設定

DHCPよりIPアドレス情報を設定する場合BOOTPROTOをDHCPにします。

# vim /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
BOOTPROTO=dhcp

参照DNSの設定

OSが利用する参照DNSの設定は2箇所で設定ができます。

  • /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-rth*
  • /etc/resolv.conf

ネットワークデバイスファイルに記載した記述が優先されます。
DHCPの場合はネットワークデバイスファイルの設定 = resolv.confの設定となります。

デバイスファイルにDNSの設定を行った場合管理しずらいのと、
設定の反映にネットワーク再起動が発生するのは運用面でもデメリットが大きいのでresolv.confに記述します。

  • RESOLV.CONFの設定

DHCPでない場合は不要ですが、resolv.confの設定を手動管理するようデバイスファイルに明記します。

# vim /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-rth0
PEERDNS=no

参照DNSの手動設定

# /etc/resolv.conf
nameserver 参照DNSサーバIP 1
nameserver 参照DNSサーバIP 2
  • DNS参照タイムアウト設定

名前解決時の参照タイムアウトはネットワーク上の機器やDNSサーバ側に依存する場合、
サーバ側でタイムアウト値を設定する事もできる。

# /etc/resolv.conf
options timeout:4 attempts:2

上記の場合、タイムアウト4秒、リトライ回数2回と指定している。

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