タイムゾーンの設定

OSで利用するシステム時刻の設定を行います。
サーバの利用環境に合わせてゾーン情報を指定します。

ここでは日本で利用しているので アジア/東京 を選択しています。

またシステムクロックはデフォルトでUTCを利用するようにチェックがついています。
Linuxの時刻調整には「地域標準時(LOCAL)」と「協定世界時(UTC)」があります。
UTCのチェックを外すとlocal時刻としてインストールされます。

• 地域標準時(LOCAL) UTC/GMTから取得した時刻にタイムゾーンの標準時を計算した時間になります。
  UTC/GMT ± タイムゾーン

• 協定世界時(UTC) 原子時計により精密に時間が調整されている世界共通の標準時間。
  閏秒の調整も行われている。

基本的にOSをただ利用している分にはほとんど互いの違いを意識することはないが、 再起動等によりシステム時刻がリセットされ、ハードウェア時刻から時刻計算するときや アプリケーションが時刻を取得したい場合、タイムゾーンも考慮する必要があるなど地域標準時にするメリットがありません。
※ひとつの筐体に複数のOSをブートしている場合がまた別の問題があります。
UTCはその点を考慮する必要がないため、UTCがデフォルト、推奨値になっています。